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日々の萌えの発散場
前からず〜っと行きたいと思っていた、杉山城&松山城に行ってきました!
続きからレポです。 今回訪れたのは、関東で「戦国期城郭の最高傑作」「城郭の教科書」と とにかく絶賛されている城、杉山城です。 関東にお住まいの方ならご存知かもしれませんが、 関東のお城といえばとにかく後北条無双。 地元の国人が室町時代以前に築城→後北条流にリフォームしたよー^^ という経緯のお城が多いです。 しかし、この杉山城については、いったい誰がいつ何のために作ったのか よく分かっていません。 杉山城がほとんど文献資料に登場しないのに加えて、 縄張りの研究者と考古学の研究者の間で意見が分かれているからです。 後北条氏が関東を席巻する前の時代、 両上杉が関東を二分して戦っていた頃、扇谷上杉氏に対抗するために 山内上杉氏が作ったお城ではないか? というのが現在の一応の通説となっているようです。 …とすれば、顕定が作ったお城といっても過言ではないのでは… 景春→顕定の居城となった鉢形城と、 道灌が作った扇谷上杉氏の本拠河越の間に位置する杉山城。 利根川を挟んで反対側には、上杉氏の不倶戴天の敵・ 足利成氏の古河城があります。 周辺を見渡せば、この地域になぜこれだけの城が残っていたのか納得がいきます。 東武東上線武蔵嵐山駅から降りて徒歩40分ほど。 玉ノ岡中学校のすぐ横に杉山城があります。 最初は入り口がよく分からなかったのですが、 お寺の横道から入るのが一般的なルートのようです。 杉山城は私有地なので、ルールを守って見学するようにという看板が見られました。 大手口の辺りは畑になっていますが、奥に進むとりっぱな堀が見えてきます。 もうこのへんからして、そのへんのお城とは違う雰囲気がにじみ出てます…。 城郭研究者には「技巧的すぎる」「 とさえ言われてしまう杉山城。 復元も完璧で、堀もこのようにバッチリ確認できます。 春夏は桜や山百合が楽しめるようですが、 城跡のベストシーズンはやはり木の葉が落ちきった冬…!!! 今年の花粉症を招いてしてしまった気がするけど後悔はないです うねうねと交差する切岸。 通路や虎口には必ず横矢がかりが設けられ、歩きながら頭上の郭を見上げると、 この城どうやっても攻め落とせないのでは…という気持ちになってきます。 実際には横矢がかりの上に塀も建っていたんだから、ものすごい迫力だったんでしょうね。 土橋の跡。 本郭から見下ろすと城の様子がよく見渡せます。 遺構がよく残っていることがわかります。 「中世城郭派でよかった…」と思わずため息が出てしまうほどの、 すばらしいお城でした! 遺構はもちろん、すみずみまで整備が行き届いているのがすばらしいです。 資料によれば隣の玉ノ岡中学の生徒さんや地域の方が 下草を刈ったりしてくれているんだそうです。 ありがたいことです。 ああ、すごい充実感(´∀`) この後杉山城の近くの埼玉県立嵐山史跡の博物館と、松山城も見に行きました。 長くなっちゃうので今回はここまで。 PR この記事にコメントする
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