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日々の萌えの発散場
坂田祐樹著「関東公方成氏」読みました。
続きから不真面目な感想 「関東公方成氏」 萌えたところメモ ・ 大井持光とか武田信長とか いい年して野心ギラギラなおっさん(しかも持氏生前には反持氏派) からなぜかウケのよい万寿王少年。いい子ちゃんすぎて涙が出てきます…。 たとえ室町殿に背いても、錦の御旗に背いても構わない!! 地獄の果てまで鎌倉殿にお供いたします!!! という古河公方派の気持ちが少しわかってしまった ・それ以上にかわいい扇谷上杉主従。 完全に伏兵だったのに、太田資清の 「なぜ、持朝様ではいかんのだ」で全て持っていかれた件 うちの殿様いちばんな資清&謙虚温厚な持朝かわいすぎる… ・顕房「資長は、憲忠殿が嫌いか?」 資長「滅相もございません」 顕房「顔に嫌いと書いてある」 顕房は、いたずらっぽく笑った。 おうぎがやつ万歳!!! 顕房と道灌(資長)に本気泣きした。この小説でいちばん好きです ・対してひたすら哀れな憲実&憲忠父子。 この世の全てに絶望し、全てを諦めている憲実の耳に「無責任」という批判が届くことはない。 誘拐されて関東管領になった憲忠も、近づく戦争の足音に対して何も手を打つことができない。 憲忠をなんとか救おうとする、道悦と長尾実景も悲しい。 どうすればよかったのだろう…。こんなのってないよ… ・享徳の乱が始まるところでこの小説は終わっているのですが、 岩松家純がけっこう出てきていたのが意外な気がしました ・結城成朝www ナイス生意気小僧www 成氏はいい子なので、憲忠大好き&もちろん自分の側近も大好きですが、 成朝の登場で鎌倉府の空気が変わってゆく様子が目に見えるようでした ・この頃の鎌倉府首脳陣は永享の乱ジュニア世代、 つまり成氏からして10代が中心です。 老練な家臣が支えていたとはいえ、 政治家がことごとく未成年だなんて、現代ではありえない光景だ…。 成朝や顕房を「小僧」呼ばわりする簗田持助や上杉憲秋に同情してしまう。 ・個人的な希望をいうなら、小山持政や上杉房定の活躍をもっと見たかった 数少ない享徳の乱の小説で、Amazonなどで手に入れるのはかなり難しそうです。 「読んでみたい!」という方は図書館などで探してみるといいかもしれません。 PR この記事にコメントする
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