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shika45cut.jpg
明日はバレンタインですね。何かできたらいいな

最近秋田家のお家騒動である湊合戦に興味があります
どうもお家騒動ってものが好きみたいです(…)

でも秋田家は南部家のそれと違って、他の大名家がドンドン干渉してくるので
さながら北奥オールスター戦みたいになって派手だと思う
唐松野~蠣崎氏独立 くらいまでをまとめてみたいなあ。死亡フラグですね、わかります

拍手ありがとうございましたっ!!嬉しかったです^^
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昨日と同じく奥羽永慶軍記巻六秋田山北境合戦の事〔秋田・戸沢の確執〕より


すごく適当なあらすじ:

羽州に燦然と輝く北斗七星――その名も安東愛季。
今日も今日とてセレブな戦国武将ライフを満喫するのであった。

ある日、安東領の南方の小野寺義道と戸沢盛安が対立していることを知った
愛季の臣・大江広治は、戸沢領侵攻を献策する。
それを聞いた愛季は…………!!??


実季(※たぶん愛季のこと)此よし聞給ひて、

「いかに広氏(治)慥に聞給へ、
足る事を知るものは貧しけれども、楽み足る事を知らざる者は、富といへども愁多し。
広太の玉樓も安んずる所、膝をいるゝに過ず。
目にふれども喰う所口に叶ふに過ぎず。
何すれぞ外を求むる事をせん。
只みづから守るにしかず。」
迚(とて)、中々用ひ給ふ気色はなし。


ち、愛季…さま……!!??

すごくいいこと言ってるのは分かる!!でもガンガン他領に侵攻し、弟の家を潰したあなたが
どの口で…!と思ってしまう気持ちも止められない

しかし広治も黙って引き下がるような男ではなかったようです

太平是を聞て、

「仰尤にて候。
去ながら、天の与ふるをとらざれば、却って其の殃(わざわい)を受く。

既に呉越始て戦ひをなす時、天、呉に越を給ふ。
勾践を擒(とりこ)にして、呉王石淋の恩を感じ、報ぜんとして越王をゆるす。
其時、天又呉王を越王に給ふ。
終に越王の為に亡さる。
是みな時の至るを知らざる故なり。

君、此時に山北を亡し給はずんば、却って禍御身に及ぶべし。」

と、さまざま詞を尽して諫めしかば、城之介つくづくと聞給ひ、

「御身の云はるゝ処も其の理あり。
さあらば、山北を攻めん。」

迚(とて)、俄に軍兵を催さる。


さすが愛季さまとその家臣…知性と余裕あふれる会話が安東クオリティー!!
少なくとも奥羽永慶軍記内での扱いという意味では、
飛び抜けて垢抜けている印象です

しかしこのセレブ大名の野望を打ち砕く人こそ、新世代のホープ・戸沢盛安なのでした


安東家はなぜ文字だけでこんなにもイケメンオーラが漂っているのだろうかという話


奥羽永慶軍記巻六秋田山北境合戦の事〔秋田・戸沢の確執〕より

扨も実季は性本六義を嗜み、詩は李杜を追逐し、歌は藤氏の伝に基く。
身武林の中に生るといへども、思ひを風花雪月によせ、剰(あまつさえ)、画を善す。
世上今に至迄是を貴重す。
世にたぐひなき人なりけり。


軍記では秋田実季としていますが、その後の文章を読むとどうもこれは実季のパパ・
安東愛季のことを言っているように思います
「画を善す」も実季というより愛季のイメージがある
実季の描いた絵ってあったっけ??
ちなみにその後の文章とはこんな感じ


爰に又、永井八郎五郎大江広治とて、秋田城之介(=実季?)の幕下にして同国太平の
城に居す。
心、元来不敵にして、利欲に耽る曲者なり。
或日の徒然に、城之介の館に至り申しけるは、

「近年山北小野寺一家の者共不和にして、諸卒も皆小野寺に背き、日夜に戦止む時なし。
今、山北を御手に入させ給ふ時至て候。
其故は、角館の城主戸沢九郎盛安も小野寺と中違ふて、常は合戦に暇あらず候らへば、
先づ戸沢を御手に入候ふべし。
然らば戸沢南北に敵を置き、防に術尽きて、降参せんは決定なり。
其時彼等が勢を合て山北に取懸候はゞ、たやすく攻破り候ふべし。
早々思召立たせ候らへ。」

と、手に取るやうにぞ申しける。


夜叉九郎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! (テンションが一気に上がる管理人)

じゃなくて、まだ秋田VS戸沢=唐松野合戦が済んでないってことは
ここで言う城之介はどうしたって愛季しかいないと思う

本文でははっきり実季と書いてあるけど、当主の代の混同は他家でもよく見られるので
(関ヶ原後も戸沢盛安がピンピンしてたりとか)
前の文章の「性本六義を嗜み…」も愛季のことと考えていいんだろうか

この、大江広治の献策に対する城之介(愛季か?)の返答が面白かったので
また後日述べます


更新:メインまんが「島守」2p追加しました

ここ半年くらいずーっと頭を悩まされていた卒論発表会も一昨日終わり
ようやく自由の身になりました^^
打ち上げした飲み屋ではゼミの子3人でくっついて寝てました(笑)
まんが描くぞー!ペンタブ欲しいぞー!!
ものすごく久々に旅行も行けそうなのでとても楽しみです。
これで卒業できないとかなったらほんと泣いちゃう


最近ブログすらさぼりがちですみません…っ!
余裕がなさそうなのでちょっと潜ります。
月曜夜には戻ってきたい!

そして奥羽永慶軍記の返却期限が刻々と迫ってきています…
大井五郎と鮭延典膳が足りない!まだ全然読めてない!!
期限延長できないので、もう買うしかないのか…と悶々としています
東北戦国史をやる人なら絶対持っておくべき本なのは間違いないものなぁ

※説明しよう!!!
 奥羽永慶軍記は、読み物としての面白さを追求した文字通りの軍記物だが、
 資料が泣けるほど少ない(特に津軽家とか津軽家とか津軽家とか)
 戦国時代の東北全域を網羅しており、諸家記録にはないエピソードも多数収録している。
 そのため慎重な検証を必要としつつも、準一級資料として扱われているのである!!


…知ってる人には何を今更な話ですよね、すみません
最近の鮭様(最上義光)ブームの火付け役もおそらくこの本だと思われます

あとちょっと愚痴なんですが、津軽家の資料の少なさは異常
青森県史中世編の資料数はリアルに 南部家>安東家(!?)>>>>>津軽家 の順です

捏造でもマンセーでも何でもいいから、ネタをくださいよ!!と叫びそうになる



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