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日々の萌えの発散場
大河ドラマを見る前に気分を盛り上げるため、
1月7日(土)両国の江戸東京博物館で開催中の 大河ドラマ特別展「平清盛」を見に行って来ました。 感想は続きにしまっておきます。 公開後初めての連休初日だったせいか、特別展はかなりの盛況でした。
お年寄りから若い女性、親子連れまでいろんな人が来ていて、 大河ドラマへの強い関心が伺えました。
日本史ファン向けというよりも、より広範な層に、平家物語を知ってもらおう!という意図からか、
江戸時代の奈良絵本(挿絵入り御伽草紙)が多く展示され、 随所に「平家ニュース」という新聞の号外風パネルが掛けられていました。
展示物には一点一点、タイトルと詳細の他に概要を表した小タイトルが付けられているのですが、
たとえば騎馬軍団が駆ける「一ノ谷合戦図屏風」の「二度之懸」というシーンでは
「スピード感あふれる表現」、
「梁塵秘抄口伝集」では「後白河法皇が撰ぶ今様ベスト」など、
わかりやすくかつ興味をそそる説明がされていました。
管理人にとっても平安末期というのは専門外なので、とってもありがたかったです。
さて、今回の展示でいちばんの見所は、何といっても平家納経でしょうね。 厳島神社蔵の国宝なので、東京で見れたのはラッキーでした。 金銀の切箔を散りばめ、花や雲、仏、有名な説話の1シーンなどを描いた料紙を水晶の芯で巻き、
これを見るだけでも「平家どんだけ繁栄してたの…」と呆れてしまうほど豪華なお経です。
なんだか女人成仏のシーンが多かったので清盛らしいなあ(?)と思ったのですが
これは法華経の特徴なのかしら?
朱塗りの柱に囲まれた展示室も、厳島神社ムードを盛り上げてくれました。 その他に、平清盛が途中まで書き、残りの文章を弟頼盛が書いたという 「紺紙金字法華経・観普賢教」も展示されていました。 紺色の紙に金泥で仏さまの絵が書かれ、続くページにはやはり金の筆で写経がされているのですが、
これが楷書でめちゃくちゃ丁寧なんですね。
昔の人は公式文書は代筆してくれるし、 貴重な自筆文も身内宛でぐちゃぐちゃ崩してるものが多いですが、
やっぱり基本的な教養としてきれいな字も書けるんだな〜と
何やら初歩的なところで感心してみたり。 余談ですが、江戸時代に描かれた「一の谷・屋島合戦図屏風」の前で、お爺ちゃんが孫に
「江戸時代は戦争がなく平和だったからこんな立派な絵が描けたんだよ。江戸時代はいいねえ」
と話していたのが印象に残っています。
他にも面白い展示がいっぱいあって全部書ききれませんが、
今回は特に絵画の展示が多く説明も丁寧で、管理人のように史実を全然知らない方でも
じゅうぶん楽しめる内容だと思います。
最後に、もし行かれる方がいたら……
とりあえず図録は買っておいて損はないかと思います!!
長文失礼しました~。
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